当科で実施している医師主導型臨床試験
- 急性期脊髄損傷に対する培養自家骨髄間質細胞移植による脊髄再生治療の検討(第Ⅰ・Ⅱ相臨床試験)
- “ヘパリンアルギン酸b-FGF複合体”を用いた損傷知覚神経の再生治療
- b-FGF含有凍結乾燥ヘパリンアルギン酸ゲルスポンジを用いた褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍、下腿潰瘍)の再生治療。
これらの研究を進めるために受けた研究補助金
これまでの研究の概要
1. 平成29-31年度(2億1000万円予定)
- AMED 橋渡し研究戦略的推進プログラム:シーズB
課題名:末梢神経損傷を対象とする神経再生補助材の開発
研究代表者:鈴木 義久
前立腺がん摘出後の海綿体神経叢損傷による勃起障害、子宮がん・直腸がん摘出後の骨盤神経叢損傷による排尿障害は生活の質の低下につながる。しかし、これら神経叢の損傷部の神経再生は不可能とされ放置されている。本研究の目的は、複雑な神経ネットワークを形成している神経叢の欠損の再建にも用いることのできるシート状の人工神経を開発することである。現在、共有結合架橋アルギン酸を用いてラットで有効性を評価している。平成30年度第1Qまでに、勃起障害、排尿障害が本材料を用いることで回復するような結果が得られつつある。一方、平成30年3月にはPMDA相談を実施し臨床試験までのロードマップ準備中である。同時に、イヌを用いて試験材料の吸収性試験を行っている。本研究は、秋田大学泌尿器科、持田製薬と共同ですすめている。
2. 平成29-31年度(1742万円予定)
- 科学研究費、基盤研究(B)
課題名:脊髄損傷後の新規再生治療法の開発:大脳損傷メカニズムの解明と骨髄細胞を用いた修復
研究代表者:鈴木 義久
3. 平成30年度(272万円予定)
- AMED 橋渡し研究戦略的推進プログラム:シーズA
課題名:骨髄単核球を用いた脊髄損傷・脳梗塞治療のための単核球分離バックの開発
研究代表者:鈴木 義久
4. 平成30-32年度
- 科学研究費、基盤研究(C)
課題名:中枢末梢神経軸索再生における瘢痕の抑制
研究代表者:石川 奈美子
5. 平成30-32年度
- 科学研究費、若手研究
課題名:人工リンパ節からのリンパ管新生についての検討 脂肪由来間質細胞付加の効果について
研究代表者:武田 孝輔