ホーム » 診療科・部署の紹介 » 産婦人科 » 遺伝性乳がん卵巣がん症候群に対する予防的卵巣卵管切除術(リスク低減手術)
BRCA遺伝子に病的変異があり、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)と診断された場合は、リスク低減手術(卵巣がんのリスクを下げるために、がんを発症する前に予防的に卵巣と卵管を切除する手術)が、出産を終えて35~40歳の間で推奨されています。リスク低減手術によってのみ、卵巣がんのリスクや卵巣がんによる死亡率を減らすことが報告されています。基礎疾患や合併症等の問題がなければ、腹腔鏡下手術で行うことが可能です。2020年4月よりこの手術の一部は保険診療が可能になりました。