公益財団法人 田附興風会 医学研究所 北野病院

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膿胸

膿胸

膿胸とは胸腔内に膿性液が貯留した状態です。罹患期間が3週間以内の場合を急性膿胸、3週間から3ケ月以内の場合を亜急性膿胸、3ケ月以上の場合を慢性膿胸といいます。初期は発熱や胸痛、咳などの症状があります。罹病期間が長くなるとともに、かさぶたのような物質(フィブリン)が胸腔内にたまることにより、膿胸腔に隔壁ができたり、肺表面にフィブリンによる膜が形成されます。このフィブリンによる肥厚した膜のため、肺がふくらむのをさまたげるようになります。更に、気管支や肺との間に穴(瘻孔)ができたものを有瘻性膿胸といい、膿性痰や肺炎などを合併します。

当院の治療方針

膿胸は、呼吸器内科との連携のもと、外科的治療が必要な呼吸器系感染症です。急性膿胸では、早期の胸腔ドレナージと有効な抗菌剤投与を行い、肺の良好な再膨張を図ることが基本となります。その中で、膿胸腔にフィブリンによる隔壁が形成され、ドレナージの効果が十分でない場合は、胸腔鏡手術による膿胸郭清を行い、早期治療を目指します。 慢性膿胸に対しては、病状に応じて多様な手術を適切に行います。肺の良好な再膨張がえられると考えられる場合は、肥厚した肺表面の膜をはがす肺剥皮術を、十分な再膨張がえられないと考えられる場合は、筋肉充填術や胸郭成形術を行います。気管支や肺との間に穴(瘻孔)ができた有瘻性膿胸では、病状により開窓術を行い、筋肉充填術や大網充填術を行います。

年間症例数