公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

脳血管障害

脳の血管に異常が生じることによっておこる病気を意味します。様々な呼び方があり、脳卒中、脳血栓、脳塞栓、脳梗塞、脳出血などです。脳の血管がつまるものを脳梗塞といい、脳血栓、脳塞栓が含まれます。脳の血管がやぶれるものを脳出血といい、脳内出血、クモ膜下出血などがあります。

脳血管障害の症状は様々ですが、共通した特徴は症状が突然、急に出てくることです。1分前まではなんともなかった人が急に手足が麻痺したり、話せなくなったり、意識がなくなることもあります。症状が非常に軽いこともあり手足がしびれるといった程度のこともありますが病気が進行して麻痺になったりすることもあり早期に診断治療することが重要です。

超急性期治療のほか、stroke care unit(SCU)入室により症状の進行や再発を見つけすぐに対処し重症化を防ぐように夜間・休日はSCU当直が事にあたっています。抗血栓療法とリハビリを施行し自宅退院や回復期リハビリに早期につなげるようにしています。