2024年10月、不整脈科で「経皮経カテーテル・心臓リード抜去術」を含む不整脈関連のすべての手術が施行可能(※)となりました。
ペースメーカーや植え込み型心臓除細動器などの「心臓デバイス」は、日本の高齢化とともに年間6万人(累計25万人)、65歳以上の100人に1人という割合で植え込まれています。しかし、心臓デバイスと心腔とをつなぐ「リード」が損傷したり、皮膚感染や敗血症を介して感染したりすると命の危険につながります。
こうした問題の解決に向け、リードを抜去するために行うのが「開胸開心術以外に経皮経カテーテル・心臓リード抜去術」です。現状、大阪府内では同手術を施行している医療機関がまだ多くないため、今後当科が重要な役割を担うことが予想されます。
ハイブリッド手術室での
心臓デバイスリード抜去術
レーザーシース等による
右室リード抜去成功
新規右室リード挿入後
※2024年10月18日、完全房室ブロック例で、植え込み後10年以上が経過してペーシング不全に陥った右室リードを抜去し、新規の右室リードを再度植え込みすることに成功しました。
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