昨年度中に皆さまからいただいた貴重な寄附金を活用し、新たに手術用機器を導入しました。皆さまのご厚意に心より感謝いたします。
脳神経や脊椎などの手術においては、微細な組織を観察するために光学式の手術用顕微鏡が使用してきました。今回、医療映像用に開発された高解像度カメラと55インチの大型4K3Dモニターを組み合わせた3D外視鏡を今回購入したことで、接眼レンズを覗き込む必要が無くなり、従来の手術用顕微鏡では得ることができなかった良好な視野を得ることができました。
また、手術室内のスタッフが映像を供覧できることで安全性や教育効果の向上も期待できます。
手術室などで用いられる照明器具の一種で、手術作業への影響を減らすために影を生じない仕組みになっています。光源となる電球は、かつてはハロゲン電球を使用していましたが、より自然光に近く熱の放射の少ない医療用LEDに変更しました。これにより、視認性、識別性、安全性の向上が期待できます。
術野(手術を行っている目で見える部分)を高画質で映すことができ、細かい血管や神経を扱う手術の撮影では、組織の細部や縫合糸を鮮明に再現できます。カメラアームや雲台の操作によってどのような位置でも術野の映像を得ることができます。
手術中に得られた映像を保存することで、医療安全の向上や医師の技術研鑽などに役立っています。
全ての手術室の手術の様子を別室で確認、記録することができるようになりました。
寄附金によって新たな機器が増えることで、私たちはより高度で精密な手術を行い、患者さんにより良い医療を提供することができるようになります。今後とも皆さまからのご支援を心よりお待ちしております。支援方法については、下記「医学研究募金」のページをご覧ください。
公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院
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