●第20回臨床内分泌代謝Update 2011.1.28-29(札幌)において、当科の和田良春医師が発表した「日本人におけるリンパ球性汎下垂体炎の特徴」が優秀演題賞を受賞しました。
http://www.youtube.com/watch?v=eLOh5GlkjNQ
●第20回臨床内分泌代謝Update 2011.1.28-29(札幌)において、当科の和田良春医師が発表した「日本人におけるリンパ球性汎下垂体炎の特徴」が優秀演題賞を受賞しました。
http://www.youtube.com/watch?v=eLOh5GlkjNQ
北野病院 心臓センターに不整脈科が新設されました。不整脈科といっても、まだ、聞きなれない方が多いと思います。
実際、不整脈とお聞きになり、何をイメージされるでしょうか?
「動悸」、「心電図異常」、「突然死」といった印象をお持ちではないですか?
「不整脈」は、心臓病の症状のひとつですが、多くの心臓病と関連していることが知られています。循環器領域の疾患で外来受診される方の40%近くが不整脈に関連した問題を抱えているとの報告もあります。また不整脈に関連した研究は急速に進み、この10年間の進歩には著しいものがあります。
その一方で、不整脈に関連した情報は専門的かつ複雑であるため、誤った認識や古い考え方から、「患者様に不要な心配を与えてしまう」、「適切な治療が行われない」という問題が起こっております。
このような状況において、国内外を問わず、循環器疾患に対して、先進的・専門的医療を行う施設では、不整脈に精通した専門医の存在が不可欠となってきております。そして、より専門的な不整脈診療を行っていくために、不整脈科が設立される傾向にあります。当心臓センターでも、この状況に対応すべく、不整脈治療に特化した不整脈科が新設される運びとなりました。
それでは、具体的な診療内容の一部をご紹介します。
心臓血管外科のサポートやカルトシステム等の最新機器導入により、2008年4月から、心房細動、心室頻拍等の頻脈性不整脈に対するカテーテル・アブレーション治療が開始されました。この治療法は、薬剤治療に比べ根本的治療になりうるもので、現在までに200例近く行っています。また、致死的心室性不整脈に対する植え込み型心臓除細動器手術、重症心不全に対する心臓同期療法を導入しております。
国内および海外の大規模臨床試験に参加し、不整脈診療における新たなガイドライン作りに関わっています。さらに、不整脈に関連した疾患に対して、京都大学大学院、滋賀医科大学と連携し、遺伝子検索を進め遺伝子異常と臨床不整脈の関係を明らかにしています。そして、その結果を診療に役立てております。
最後に、「不整脈」は心臓病の重要な症状のひとつですが、北野病院心臓センター不整脈科では、不整脈だけにとらわれることなく、患者様の背景をより深く捉え、侵襲的治療だけに偏らずに診療をしております。不整脈に関連した問題が生じた場合には、ぜひ、ご遠慮なく、ご相談いただければ幸いです。
火曜日に不整脈外来を設けておりますが、その他、何かございましたら、ご遠慮なく、直接ご連絡いただければ、早急に対応いたします。
北野病院 心臓センター 不整脈科担当科長
春名 徹也
●1月15日発売の週刊ポストに越山のインタビュー記事が掲載されました。
●当センター長 越山医師のインタビュー記事が月刊誌「一個人」2月号(KKベストセラーズ)に掲載されました。
掲載記事:「糖尿病医療を変える 期待のインクレチン関連経口薬」
●当センターの佐藤運動生理学講師がACSM(アメリカスポーツ医学会)の発行するHealth & Fitness Jornalの2011Trend特集の中で、International Expertsの一人として紹介されました。
http://journals.lww.com/acsm-healthfitness/Fulltext/2010/11000/Worldwide_Survey_of_Fitness_Trends_for_2011.6.aspx
2010年11月より、人間ドックを受診された方に、ホテルニューオータニ大阪の昼食のご提供および昼食後、管理栄養士による生活習慣病予防のための食事教室をはじめました。


健康志向の北野病院ドック受診者様の専用メニューです。
野菜をふんだんに取り入れ、29品目の食材を使用しています。
(カロリー:約700kcal 食塩:約4g)

※季節により多少メニューが変わる場合がございます。
●越山医師はデンマークの世界的に有名な糖尿病センターであるSteno Diabetesに11月16-17日招請され、講演を行いました。Koshiyama H. “Status of Diabete Mellitus in Japan-Clinical Research, Incretin-based Therapy and New Paradigm-” Special Lecture in Steno Diabetes Center 2010.11.16 (Steno Diabetes Center, Cophenhagen, Denmark)
●下記の要領で10月23日、初めての試みとして国際糖尿病内分泌看護セミナーを行いました。多数お集まり頂き、大変好評でした。御礼を申し上げます。今後もこのような活動を続ける予定ですので、またご参集ください。
The INTERNATIONAL KITANO Nurse Diabetes & Endo SEMINAR (IKNDES)
日 時 :平成22年10月23日(土) 15:00〜17:00
場 所 :北野病院 きたのホール
特別講演
(座長) 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 准教授
瀬戸 奈津子 先生
「NP in the USA : Past, Present and Future」
Community Hospital of the Monterey Peninsula FNP (Family Nurse Practitioner) Eri Matsumoto 先生
シンポジウム
(司会)
(財)田附興風会 医学研究所 北野病院 糖尿病内分泌センター長
越山 裕行 医師
(テーマ)
『糖尿病医療における看護師の役割、その可能性について』
(パネリスト)
・Community Hospital of the Monterey Peninsula FNP
(Family Nurse Practitioner) 松本 恵理 先生
・Harden Urgent Care Medical Center Alfred M. Sadler Jr. MD
大阪大学大学院医学系研究科
保健学専攻 准教授 瀬戸 奈津子 先生
・国際医療福祉大学大学院 看護学分野 看護管理・開発学領域
(保健医療学専攻) 教授 湯沢 八江 先生
・(財)田附興風会 医学研究所 北野病院 看護部 師長
中山 法子 看護師
●越山医師がEditor-in-Chiefのオープン雑誌が創刊しました。症例報告、ミニリビューも歓迎ですので、投稿ください。
http://www.la-press.com/japanese-clinical-medicine-journal-j172
●内分泌系患者数ランキングで北野病院が紹介されました。
http://hospia.jp/toplst/?id=10
〔出所〕 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会での報告データ
アディポネクチンは脂肪細胞からでる善玉ホルモンで肥満の方では低下しています。アディポネクチンは動脈硬化を抑制する作用やインスリンの効果を改善する作用を示し、虚血性心疾患や糖尿病でも低下しています。運動などで肥満を改善すると低下していたアディポネクチン値が上昇することも知られており、アディポネクチン測定はメタボリックシンドロームの新しい指標として有用です。
アディポネクチン測定 10,000円
動脈硬化の指標として総コレステロール、LDLコレステロール測定が行なわれていますが、実際に動脈硬化をおこすのは、酸化されたLDLすなわち酸化LDLが動脈壁内膜に取り込まれるためで、酸化LDLこそが動脈硬化の危険因子であるといえます。心筋梗塞や狭心症患者では酸化LDLが増加していることも報告されています。酸化LDLは動脈硬化の新しい指標として有用です。
酸化LDL測定 2,000円