当院で実施している本態性振戦やパーキンソン病の”ふるえ”に対するMRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)では、頭蓋骨の表面と内部の密度の比(SDR)が0.40未満の患者さんでは治療が難しくなります(※SDRが0.35未満の患者さんの治療は当院では行っていません)。
このような状況をふまえ、当院ではMRgFUSの超音波照射法の改善に取り組み、その結果SDRが0.35から0.40の患者さんでも、0.4以上の患者さんと同程度の”ふるえ”の改善が得られることを確認しました。これにより、従来はMRgFUSの効果が得にくいとされた患者さんでも十分な治療効果が期待できることが示されました。
当院でのこの解析結果は、2024年9月1日、北米脳神経外科学会のオープンアクセス機関誌である「Neurosurgical Focus」に掲載されました。
パーキンソン病や本態性振戦などの”ふるえ”で悩んでいらっしゃる場合は、ふるえ・パーキンソン病外来にお越しください。
本件に関する報道関係者からのお問い合わせはこちらのメールフォームよりお願いいたします。一般の方からのご質問等にはお答えしておりませんのでご了承ください。
以前実施した時の訓練模様 公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院は、有事においても災害対応能力を持つ医療施設としての役割を果たすことで地域貢献ができるように、2024年10月6日(日)に南海トラフ地震を想定した「大規 […]
公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院(大阪市北区、理事長:稲垣暢也)は、2024年10月10日(木)、資生堂ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役:藤原憲太郎)より専門家を講師として招き、「がん治療中の外見ケア」 […]