当院で実施している本態性振戦やパーキンソン病の”ふるえ”に対するMRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)では、頭蓋骨の表面と内部の密度の比(SDR)が0.40未満の患者さんでは治療が難しくなります(※SDRが0.35未満の患者さんの治療は当院では行っていません)。
このような状況をふまえ、当院ではMRgFUSの超音波照射法の改善に取り組み、その結果SDRが0.35から0.40の患者さんでも、0.4以上の患者さんと同程度の”ふるえ”の改善が得られることを確認しました。これにより、従来はMRgFUSの効果が得にくいとされた患者さんでも十分な治療効果が期待できることが示されました。
当院でのこの解析結果は、2024年9月1日、北米脳神経外科学会のオープンアクセス機関誌である「Neurosurgical Focus」に掲載されました。
パーキンソン病や本態性振戦などの”ふるえ”で悩んでいらっしゃる場合は、ふるえ・パーキンソン病外来にお越しください。
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