おしりの尾骨付近から発生する腫瘍(奇形腫)です。胎児期から存在していることが多く、胎児診断されることもあります。腫瘍は体の外側に大きく張り出すこともあれば、体の中に埋もれていることもあります。
胎児診断がついている場合は、出生前から産科、新生児科、小児外科で治療計画を立てる必要があり ます。
治療は外科的に腫瘍を切除する必要があります。 腫瘍が非常に大きいときは、生後から全身状態に影響を及ぼします。そのような場合は出生後早期の手術が必要となります。腫瘍があまり大きくない場合は、少し体重が増えたころに手術を計画します。
腫瘍や手術の影響で、排便・排尿に問題が出る 可能性があります。また、再発の可能性もあり再 発のチェックを継続していきます(腫瘍マーカー など)。
はじめは良性腫瘍でもまれに悪性腫瘍として再 発することがあり注意が必要です。