胎児のときは母親のホルモンの影響を受けて、卵巣にお水がたまり大きくなることが時々あります。それでも多くの場合、出生後は母親からの女性ホルモンの影響なくなるの で自然に小さくなることが期待できます。しかし卵巣の大きさが4-5cm以上になると、捻じれて腐ってしまうリスクがあると言われています。そのため大きな卵巣のう腫の場合は、手術で卵巣の袋を切開し内部の水を排出させることもあります。
一般には、胎児期の時に超音波検査で見つかります。出生後に超音波検査で卵巣の大きさ を測定し治療の必要性を考えていきます。胎児のときにすでに捻じれていることもあります。
手術は、ほとんどの場合おへそからの小さな傷で行うことが可能です。傷はあまり目立ちません。一度手術で水を排出させれば、再度たまってくることはほとんどありません。