公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

血液浄化センター

血液浄化センターについて

ご挨拶

当センターは、血液浄化が必要な急性あるいは慢性の患者さんに対して血液透析、腹膜透析あるいは血漿交換などのアフェレシス治療などあらゆる治療法を提供しています。新たに血液透析導入となった慢性腎不全の患者さんに対しては、地域医療サービスセンターを介して患者さんの意向にあった、透析施設を紹介させていただきます。併存症などで当院での治療が必要となった場合には、該当診療科と併診して治療を行います。

特色・取り組み

腎臓病教室

血液浄化センターでは、腎臓病の予防、進行の防止を目指して医師・看護師・薬剤師・検査技師・栄養士・理学療法士・ソーシャルワーカーなどが講師となって1シリーズ4回の公開講座を年2回開催しております。この教室は「大阪府慢性腎臓病対策協議会」の後援で行われる企画であり、北野病院に受診歴のない患者さんあるいは患者ご家族の方でも参加無料です。日程などの詳細につきましては随時ホームページに掲載していきます。

キドニーデー

腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取り組み「世界腎臓デー(World Kidney Day)」が毎年3月の第2木曜日に制定されております。当院でも、腎臓病について沢山の人に知っていただくため、世界の腎臓病デーに合わせて、毎年3月にキドニーデーを開催しています。

フットケア

透析患者さんの足は、感染や循環障害から病気をおこしやすい状況にあります。軽微な巻き爪や鶏眼(けいがん;魚の目)、胼胝(べんち;たこ)から潰瘍や壊疽に進行し、足の切断を余儀なくされる患者さんもおられます。当センターでは血液透析患者さん・腹膜透析患者さんを対象に医師・看護師によるフットケアを行っており、異常の早期発見・悪化予防に取り組んでおります。症状によっては、心臓センター、皮膚科あるいは形成外科との連携を取りながら、患者さんの足を守るようにサポートしております。

災害対策

年に1度医師、臨床工学技士、事務、看護師が協力して避難訓練を行い、災害に備えております。

その他

日本腎臓学会研修施設、日本透析医学会認定施設、日本アフェレシス学会認定施設として人材育成を行っております。また、日本腎臓財団主催の「透析療法従事職員研修」で他施設からの実習受け入れを行っております。