公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

検体検査部門(血液や尿など)

検体検査部門(血液や尿など)

体制

検体検査とは、血液・尿など、体から採取したものを対象にする検査のことです。検体検査部門では、血液・一般、生化学・免疫・輸血、細菌の検査を実施している他、外注検査を一元管理しています。必要な検査データがいつでも即時に報告できる「ノンストップ・リアルタイムの検査室」を目指しています。

  • 血液・尿・生化・免疫・輸血・ホルモン・感染・腫瘍マーカー等、ほとんどの検査が迅速検査・即時報告体制となっています。
  • 正確なデータを迅速に報告するため、検査の依頼・採取・測定・報告の過程を全てコンピュータで管理しています。ほとんどの検査は結果が出たその瞬間から院内各部署のコンピュータ端末の画面で医師が参照できるようになります。
  • 外来の至急検査・診察前検査に力を入れています。迅速対応検査については、検体が届いてから原則として40分以内(一部のホルモン・腫瘍マーカー等は60分以内)に、外来診察室で結果が端末で参照できるようになります。
  • 依頼頻度の高い項目は、測定機器を2台運用し、機器トラブルによる報告遅延を防いでいます。
  • 朝、病棟から提出された検査は、血液・生化学はもちろん、ホルモン・感染症・腫瘍マーカー等の特殊検査にいたるまで、ほとんど全てが、午前中に端末で結果参照可能となります。
  • 休日・夜間も、臨床検査部日直・当直者が、365日24時間、緊急検査に対応しています。

検体検査管理加算(Ⅰ)・(Ⅳ)算定の認可を受けています。(院内検査の実施体制、精度管理体制、および、24時間365日の緊急検査対応を評価するものです。)患者サービス向上に尽力しています。

  • 9時の外来診察開始よりも45分早く 外来採血業務 を開始して、診察前の至急採血検査の結果がタイムリーに診察室で参照できるようにしています。
  • 入院患者様の採血検査のための朝の絶食をなくすため、早出勤務者が7時30分から入院検体の受付を行って、早朝採血に対応しています。
  • 外来で注射と採血の両方がある方が1回の穿刺で済むよう、看護部と連携作業を行っています。
  • 採血量を減らすため検体の微量化を進めています。

栄養サポートチーム(NST)に参加し、栄養指標検査実施、低栄養症例スクリーニング、情報発信などの活動を行なっています。
感染制御チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)に参加し、院内環境の細菌検査、抗生物質耐性菌の疫学調査など、院内感染予防活動にも力を入れています。
糖尿病教室及び腎臓病教室にて、検査についての講座を担当しています。

外来採血業務(採血コーナー)

臨床検査部では、2007年1月より外来採血業務を担当しています。

外来採血業務に関しての詳細はこちら

主要機器・設備

  • 自動血球カウンタ 3台 (うち1台は時間外用)
  • 自動標本作製装置 1台
  • 自動顕微鏡・血液細胞分類装置 1台
  • フローサイトメーター 1台
  • 血液凝固自動検査装置 2台
  • 生化学自動分析装置 4台
  • 電解質分析装置 2台
  • 生化学・免疫自動分析装置 1台
  • 免疫学自動分析装置 6台
  • 尿定性検査装置 3台(うち1台は時間外検査用)
  • 尿中有形成分測定装置 1台
  • 便潜血自動検査装置 1台
  • 血液ガス分析装置 2台
  • 自動血沈計 2台
  • 浸透圧検査装置 1台
  • ビリルビン検査装置 2台
  • P2レベル対応微生物検査室(安全キャビネット 5台)
  • 微生物質量分析装置 1台
  • 細菌同定・感受性検査装置 2台
  • リアルタイム濁度測定装置(LAMP) 1台
  • リアルタイムPCR装置1台
  • 迅速PCR装置2台
  • マルチプレックスPCR装置1台
  • 血液培養装置 2台
  • エンドトキシン測定装置 1台(トキシノメーター)
  • 検体検査自動化システム(前処理・搬送・回収・後処理) 1式
  • 採血・採尿自動受付機 2台
  • 容器作製装置 2台