公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

広報/プレスリリース

大阪府内における病院薬剤師不足地域の課題解決に向けて当院が初めて薬剤師の出向を開始

公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院(大阪市北区、理事長:稲垣暢也)は、病院薬剤師不足地域の課題解決に向け、大阪府と協議の上、2025 年1 月より、医療法人(社団)亀廣記念医学会 関西サナトリウム(大阪府泉佐野市、理事長:亀廣摩弥)への薬剤師の出向を開始しました。大阪府内の医療機関に対する薬剤師の出向は今回が初めての事例となります。

出向開始時期 2025年1月6日(月)
出向人数 勤務経験年数が4年以上の薬剤師(正職員)を毎月1名
出向先 医療法人(社団)亀廣記念医学会 関西サナトリウム
(〒598-0006 大阪府泉佐野市市場西3-9-28)
※精神科192 床、正職員薬剤師2名(うち1名が病棟業務に従事)、標榜科(内科、皮膚科、精神科、心療内科)

大阪府における地域医療課題の解決に向けて

大阪府における二次医療圏での人口10万人あたりの薬剤師数は308.9 人と、全国平均の255.2人よりは多いものの地域差が激しく、特に泉州地域においては中河内地域に次いで少ない202.6 人で全国平均を下回っています(下図参照)。また、出向先の関西サナトリウムは精神科病院ですが、入院患者の半数が60 歳以上と高齢で生活習慣病を患っていることが多く、精神疾患以外の薬物療法も行われており、地域的な薬剤師の不足もあって薬剤師出向による支援が特に求められていました。当院では病院薬剤師不足地域への薬剤師出向を行うことで、当院薬剤師の地方医療に係る実践的な業務の修得と地域医療への貢献を進めていきます。


引用:大阪府「第8次大阪府医療計画(2024年度~2029 年度)」

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