新型コロナウイルス感染症では、発症から4週間以上経過しても下記の図1のような様々な症状が続くことが知られており、後遺症ではないかと考えられています。コロナ後遺症は、時間の経過とともに徐々に改善することが多いとされていますが、時には半年以上続くこともあります。
倦怠感
思考力・集中力の低下
呼吸困難
咳
関節痛・筋肉痛
胸痛
うつ・不安
頭痛
発熱
動悸
嗅覚・味覚障害
立ちくらみ
コロナ後遺症については解明されていないことが多く、根本的な解決方法はまだ見つかっていません。単一の病態ではなく人によって症状の種類や程度は異なりますが、表のような臓器障害・病態を来すことが知られています。また、コロナ後遺症と思っていたら、実はコロナの後に他の病気を発症したという可能性もあります。更には、症状の原因として精神・心理的要因が大きな割合を占めることもあります。以上からコロナ後遺症には身体(器質的疾患)・精神(心理的要因)に対する多角的なアプローチが必要と考えられています。
当院の新型コロナウイルス後遺症外来では、基本的には症状の原因となりうる臓器異常の検査を行い、必要時には神経精神科専門医と相談しながら、総合的に診療方針の決定を行います。社会的サポートが必要なケースでは地域医療連携室が介入させていただく事もあります。総合病院ならではの専門的な検査や他診療科との連携を生かし、感染症科が中心となって診断・治療にあたります(図2)。
診察曜日 | 毎週水曜日 午後 2024年4月より毎週金曜日 午後に変更となります。 |
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担当医師 | 丸毛 聡(変更する場合があります) |
対象患者 |
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受診方法 | 完全予約制(かかりつけ医からの紹介のみ) |
予約方法 | かかりつけ医を通したご予約のみ受け付けています。かかりつけ医受診時にご相談ください。 患者さんご自身からのご予約は受け付けておりません。 |
注意点 |
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外来担当の丸毛医師が各メディアの取材を受けております。外部リンクのため、リンク切れの可能性がございます。
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報道の中で取材時点での当外来予約状況をお話している場合がございますが、日々予約が増加しており実際の予約状況と乖離している場合がございます。ご了承ください。