放射線診断科について
ご挨拶
北野病院放射線診断科では、2001年の新病院開院以来、CT、MRI、核医学、血管造影などの撮像装置やその画像処理装置については、機種更新やアップデートを繰り返し行い、できるだけ最新のものを患者さんや依頼医師の先生方に提供できるようしてまいりました。2011年には近隣に画像診断クリニックも開設し、必要な画像検査の施行をお待たせすることなく、また他施設にお願いすることもできるだけ避けようと配慮を行ってきました。新館建設にあたってもその方針を維持し、できるだけ良質な画像をできるだけすみやかに提供出来る様に部門のデザインを計画、必要ならば改訂していきたいと考えております。
個々の画像読影結果報告や診断レポート作成については、京都大学画像診断科を中心に多くの優秀な画像診断医に参加して頂き、適切な第一報をできるだけ速やかに、かつ機会を持つごとにさらに適切な読影をしていくような体制を作っており、維持していきます。
患者様の画像データは、医療行為として、地域医療の場からも、またさらにより広域の医療圏からも頂いたり、読影したり、貯蔵・管理したりすることは可能です。放射線診断専門医として患者様の立場に立った取り扱いをしたいと考えています。
今後、すべての医療分野において、AI(人工知能)の影響が考慮されます。画像診断医は、最も影響を受ける職種だとの意見があります。しかし、医療は人間(患者さん)のために、人間(医師らの医療スタッフ)が、医療機器としてのAIを使いこなし、適切な医療を実行することが肝要と考えられます。医用画像の取り扱い全般において、それができる放射線診断専門医グループ集団であることが、当科スタッフ全員の目標です。
特色・取り組み
- 診療各科の先生方と撮像する診療放射線技師と密に連絡をとり、適時に、適切な部位を、適切な方法や撮像プロトコールで撮像できるように心がけています。
- 画像診断レポートはできるだけ早期に、できるだけ適切に、できるだけわかりやすいものをお返しできるよう、全員で努力しています。
- 画像診断レポートの質の向上のため、各科とのカンファレンスや放射線科内での検討会、京都大学画像診断科との連携、放射線学会をはじめとするアカデミックな活動に積極的に参加、貢献などを心がけています。
検査について
診療実績(所見報告書作成数)
X腺単純撮影 | 16,705 | |
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消化管X線検査 | 258 | |
CT | 37,473 | |
MRI | 20,922 | |
核医学検査 | PET/CT | 1,159 |
一般核医学 | 1,442 | |
合計 | 2,601 | |
IVR | 56 |