プログラム指導者 吉川 義顕
当プログラムは血液内科専門医、臨床腫瘍科専門医を目指す方を対象としていますが、将来一般内科医を目指しておられる方も歓迎致します。全身に様々な合併症を頻発する血液疾患の症例を担当することは、一般内科医としても貴重な経験となります。
皮膚症状はたんに臓器としての皮膚のみに発現する形質的以上の表現でなく、しばしば他臓器異常の反映として重要な意味を有する。皮膚科における外来あるいは病棟での診療を通して、皮膚症状の基本的見方、検査方法、診断にいたる思考方法、治療方針の決定、手術手技などを理解、学習し、さらに皮膚症状の他臓器異常との有機的な関連性についても理解を深めることを目的とする。
日々の指導は原則として日本皮膚科学会認定専門医の資格を有するスタッフが行うが、上級レジデントや医員も参加する。研修医は課せられた課題に関し、レポートを作成し定期的に部長(専門医)と、到達度や問題点について話し合う。
皮膚科週間予定表
午前 | 午後 | |
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月曜日 | 外来 | 処置/回診 |
火曜日 | 外来 | 処置/回診 |
水曜日 | 外来 | 外来手術 部長回診 症例検討会 |
木曜日 | 外来 | 処置/回診 |
金曜日 | 外来 | 処置/回診 |
土曜日 | 外来 | 処置/回診 |
部長回診: 毎週一回、ベッドサイドで各患者の病態に関する問題点を検討する。
症例検討会: 外来/入院における興味深い症例を検討する。
研修医の到達度に関する評価は、皮膚科研修時に指導にあたった研修指導医の意見を参考に、統括責任指導医にあたる皮膚科部長により行われる。
評価項目は、(1)研修医による自己評価、(2)課せられた課題についてのレポート評価、(3)指導医との面談の中で医学的経験や知識に加えて皮膚科医として望まれる人間性を含めた評価を受ける。
皮膚科での初期研修においては、日常よく遭遇する一般的疾患群を実際の臨床の場で経験し、それらの実際をよく把握し、適格に診断するための基礎的知識や実技を習得することを一義的目標とする。専門外来を設けず、多様な疾患をランダムに経験しながら、タイムリーな診療態度を学習する中で皮膚科診療に必要な基本的検査手技や治療方法、問題解決能力を磨く。