Department and Division Information

歯科口腔外科 主任部長
Masaru Takahashi

外傷(骨折、粘膜損傷や歯牙脱臼など)、感染症、顎関節症、口腔粘膜疾患、唾液腺疾患、嚢胞・腫瘍性疾患、智歯(おやしらず)抜歯の様な難抜歯や有病者の抜歯を中心に、総合病院での口腔外科という特性を生かして他科との協力を得て治療を行います。
また、全身麻酔下での手術や化学療法、頭頚部放射線治療を受ける方の周術期口腔機能管理を請け負っています。治療開始前から治療の妨げとなる歯の治療や抜歯を行い、治療中もフォローいたします。粘膜障害に対しても予防を行い、障害出現時には早期対応いたします。これは、予定していた治療を計画通りに行うために大切な事とされており、早期退院などに繋がっている事が知られています。
基本的に虫歯や義歯などの治療はかかりつけ医でお願いしておりますので、医療機関情報検索ページ(大阪,京都,兵庫)などをご活用ください。

先天性無歯症の患者さんを対象とした歯の再生治療薬について、治験を計画しています(治験を始めた訳ではありません)。詳しくは治験計画のお知らせPlease see.
歯科口腔外科では、2023年2月より、毎週月曜・金曜午後に「先天性無歯症外来」を開設し、全国の大学病院歯学部等のコア施設の先生方と協力して、先天性無歯症患者の登録をすすめています。当院ではこれまで、国からの支援のもと、トレジェム社、京大病院と産官学連携して、将来的な新規治療として「歯生え薬」研究開発に取り組んでまいりました。2024年の秋より、歯の再生治療薬「歯生え薬」の最初の治験を開始する予定です。ご本人あるいはご家族の方で、次に当てはまる方は先天性無歯症かも知れません。15歳になっても乳歯が残っている。乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない。歯の数が6本以上少ないと言われたことがある。更に、永久歯の萌出前の2~5歳の先天欠如歯を有する未就学児幼児に関しても、その有無を判断できる検査が可能です。上記に心当たりのある方は担当医にお尋ねいただくか、先天性無歯症に関する専門のホームページに、問い合わせ先も記載しておりますのでご活用ください。
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