薬剤師 上ノ山 和弥 薬剤部
病棟担当の薬剤師を経て、薬剤部内の治験管理センターへ。治験とは、新しい薬や治療法の効果を確認するための試験のことで、私は治験薬の管理や調剤、患者さんへの説明・服薬指導まで、治験に関わる院内での業務全般を担当しています。学生時代にやりたかった新薬開発の仕事にも近く、患者さんにも寄り添えるこの仕事にやりがいを感じています。
何よりうれしいのは、最初の治療や治療の選択肢がひとつ増えるチャンスを患者さんに提供できること。そして、「将来、自分と同じ病気を患った人の役に立ちたい」と治験に参加される患者さんの尊い思いを、後世につなぐ役目を担えていることです。
休日は学生時代から続けているテニスでリフレッシュ。2人の娘が大きくなったら、妻も交えてダブルスの試合をするのが今の夢です。私に将来の楽しみがあるように、これからも治験を通して患者さんの未来、娘たちが生きる未来、そして医療の未来に希望の光を灯していければと思っています。
