「人の力になりたい」。そんな思いを胸に医療の世界へ飛び込みました。きっかけは、高校生のときに祖父の入院を機に医療へ興味を持ったこと。また、「少子化が進む社会にあって医療の発展に貢献するのもいいのではないか」という母からの言葉にも背中を押されました。小児科と救急科を経て、現在は外来の患者さんに寄り添う毎日を送っています。「顔を見たら安心するわ」「ちょっと話を聞いてもらっていい?」と声をかけてもらえることは、仕事のやりがいでもあり、「力になれて良かった!」という喜びでもあります。そんな中、私の欠かせない家庭内での日課は、子どもたちが寝る前に「今日も一日ありがとう、大好きだよ」と言葉をかけること。帰宅が遅く出来合いの晩ご飯で済ませることもあるので、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、「ごめんね」と言うのではなく「今日も君たちのおかげで誰かの力になれたよ!ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にして伝えるようにしています。もちろん、休日は子どもたちの言いなりです。
曲がったことが嫌い、あやふやに物事を放置しない。彼女は「正直」と「誠実」を地でいく人ですね。いつも元気で笑顔が絶えない、一方で人のために一緒に涙することも。お互いの子どもたちも仲良く、家族ぐるみでお付き合いをさせてもらっています。
看護師 村岡愛子