公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

特集
2024年10月3日

③進化する、がん治療の今

近年、がんの診断から治療、フォローアップに至るまで、患者さんの心身にやさしい技術が次々と強化・開発されています。

内視鏡手術(ロポット支援手術含む)

内視鏡手術(ロポット支援手術含む)

術野を広く鮮明に多人数で共有する

内視鏡と呼ばれる細長いカメラ付きの機械を使って、画面上で体内の様子を観察しながら行う手術のことです。肉眼では見ることが難しい微細な組織や器官の詳細を多人数で確認でき、より精密な手術が可能になります。

画像診断技術

画像診断技術

より細やかに鮮明に体内を視覚化

画像診断は人体の内部を鮮明に視覚化することで、病気の診断や治療に必要な情報を提供する高度な医療技術です。究体的苦痛なしに受診でき、視覚化された情報をもとに確認できることから、患者さん自身の病状理解にもつながります。

放射線治療

放射線治療

照射範囲を腫瘍に集中させ正常な細胞を守る

放射線をがん細胞に直接照射することによってがん細胞を損傷させ、細胞の分裂や増殖を停止する治療です。より多くの放射線呈をキープさせながらも、正常な組織への影響はより低減すべく、さまざまな技術的進化が実現しています。

さまざまな分野で進化を続ける医療の今後

膨大な医療データの分析能力に長け、画像診断の精度を高めることができる「AIによる診断」が注目されています。人間の目では見逃してしまうような小さながん細胞の検出をはじめ、治療計画の立案など、医師のサポート役としての期待が高まっています。

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