公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

こどもの包茎

包茎とは?

包茎とは、おちんちんの先端の皮膚が狭く亀頭を完全に露出できない状態を言います。こどもはほとんどの場合、亀頭を完全に露出させることが出来ません。むしろこれが正常です。ただし、次のような場合は治療が必要です。

どんな時に治療が必要なのか?

  • 包皮の先が針の穴のように小さく、排尿時におちんちんの先の皮が膨らむ
  • おしっこが拡がって飛んでしまう
  • ちんちんの先の皮が感染で赤くなり痛がることをなんどもくりかえす

治療は?

一般的にまずはステロイドの塗り薬と包皮のストレッチを行います。包皮をずり下げて一番狭くなっているところにお薬を塗ります。ほとんどの方で亀頭が見えるところまで治ります。

しかし、これで治らない場合や、包皮の先端が炎症で固くなってしまっている場合は手術を行う必要があります。

閉塞性乾燥性包皮炎

閉塞性乾燥性包皮炎

閉塞性乾燥性包皮炎

亀頭包皮炎を繰り返したりすることで、包皮の先端が白色に瘢痕化してしまうことがあります。包皮の先端が固く非常に狭くなってしまいます。これを閉塞性乾燥性包皮炎といいます。こうなると手術が必要となります。