診断
乳腺にはいろいろの病気がありますが、患者さんにとって乳癌であるかどうかが一番大きな問題です。乳腺外科では、マンモグラフィー、超音波診断、MRIなどを駆使して、可能な限りの正確な画像診断を迅速に行います。そして、乳癌が疑われるときには、超音波ガイド下の穿刺吸引細胞診およびマンモトーム生検、針生検などにより、確定診断を行い、乳癌かどうかをできるだけ早く明らかにします。迅速で正確な診断を行うことで、乳癌であれば直ちに至適な治療を始めることができます。また手術により摘出した組織の病理検査で乳癌を4つのグループに分類することにより、各グループに適した再発防止のための術後補助療法を決定しています。今後遺伝子診断等も考慮した診断も検討しております。