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この度、当院で受診されました患者様の血液検査(総蛋白の結果データ)が記録されたUSBメモリー(データ記録媒体)が紛失する事態が生じました。このため、個人情報保護法およびそのガイドラインに従い、ホームページに公表させて頂くことにしました。以下の通りご報告しますとともに関係する皆様には多大なご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。
当院では血液検査「蛋白分画」の分析を株式会社大阪血清微生物研究所(以下、大阪血清)に外注しておりますが、採取した検体と合わせて結果値をUSBメモリーに保存して大阪血清に受け渡す運用を行っております。
2020年11月18日に受け渡し分のUSBメモリーの紛失が発覚し、直ちに大阪血清では社内および他の契約医療機関の捜索をおこないましたが、現時点では発見には至っておりません。
尚、既に当院から国の機関である個人情報保護委員会および大阪市保健所への届出を行っております。
USBメモリーに保存されたデータは、2020年11月9日から2020年11月11日までの間に当院で行った血液検査結果のうち、総蛋白の検査データであり、それ以外の検査項目はございません。検査データには、受付日、受付番号、患者ID、カナ氏名、依頼元の診療科、依頼医師、検査値が記録されており、患者様の実数は1,526名、データ数は1,717件でした。
尚、今回の事案ではUSBメモリーのパスワードロック機能、ファイル暗号化等の情報漏洩対策が行われていないことが判明しました。
今回の事態が発生した後、直ちにパスワードロック機能付きのUSBメモリーへの変更、およびファイル暗号化の運用変更を実施しました。更にその後には、総蛋白の検査を大阪血清の方で測定する運用に変更したことで検査値の受け渡しそのものを廃止しました。
現時点で漏洩の事実は確認されておりませんが、本院といたしまして今回の事態を招いたことを重く受け止め、また、このようなことが起こらないよう個人情報の取り扱いに関し、周知徹底を図り、個人情報の適切な管理に努めてまいります。
2020年12月22日
公益財団法人 田附興風会
医学研究所 北野病院
病院長 吉村 長久
公益財団法人 田附興風会 医学研究所 北野病院
診療サービス課
電話 06-6131-2988(直通)