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胎児期の耳を形成するときの異常で耳の前に皮膚のあな(洞窟)が残った状態を言います。通常穴は盲端(行き止まり)になっていることが多いです。多くは耳の前にあります。
特に症状を起こさないこともありますが、時々内部に垢(あか)がたまり感染することがあります。感染を起こすようなときは治療が必要になります。
感染を起こしていない時
感染を起こしている時
感染を起こさない耳前瘻孔は治療の必要はありません。感染を起こしたときは、抗生剤で炎症を抑えた後に手術で瘻孔(皮膚のあな)を切除する必要があります。瘻孔を切除しないと感染を繰り返すことが多いです。