メッケル憩室(けいしつ)とは、先天的に小腸の壁の一部が袋状になって外側に突き 出たもので、なかには胃の粘膜を含むものがあります。
その場合、その部分の胃の粘膜 から分泌された胃酸で潰瘍を作り出血することがあります。
その他、炎症を起こしたり 穿孔(穴が開く)をおこすこともあります。
超音波検査・CTで見つかることもあります。 またメッケルシンチグラフィー(胃粘膜 シンチ)で点状に写ります。
メッケル憩室が出血や炎症の原因 となっている場合は、手術で切除する必要 があります。通常手術はおへそから行いま すので傷は目立ちません。