公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

肥厚性幽門狭窄症

肥厚性幽門狭窄症ひこうせいゆうもんきょうさくしょうとは?​

胃の出口を幽門といいます。その幽門の筋肉が肥厚して胃からミルクが出なくなる​疾患です。生後2~3週目頃から嘔吐する​ことが多くなり見つかることが多いです。​ 第1子の男の子に多く、原因は不明です。​

検査は?​

一般的には、エコー検査で幽門の筋肉の厚みや長さを測定します。厚みが4㎜以上になることが多いです。その他の疾患の可能性もあるときは、胃の造影検査を行うこともあります。​

肥厚した幽門筋

肥厚した幽門筋

治療は?​

一般的には、手術で肥厚した幽門筋を切開します。当院では主に傷の小さな腹腔鏡で​手術を行なっています。​


その他、硫酸アトロピンというお薬の治療もありますが、効果が安定しないため標準的な治療ではありません。​