関節リウマチでは、TNF-αやIL-6という炎症に係る分子やT細胞という免疫細胞が、骨破壊に重要な役割を果たします。
近年、これらの分子や細胞をピンポイントに抑える薬(生物製剤といわれています)が開発され、脚光を浴びています。
現在、使用できる生物製剤は、レミケード、ヒュミラ、エンブレル、アクテムラ、オレンシアの5剤です。通常の抗リウマチ薬で症状がコントールできない場合に使用され、有効率は80〜90%と優れています。
早期に使用すれば、将来、治療を中止できる可能性も示唆されています。
しかし一方で、免疫力を低下させ感染症を併発する恐れがあります。
これらの生物製剤の使用にあたっては、まず、専門医にお尋ね下さい。