2012 Nov. 10 - 11

  2002年11月に、初対面の人同士が集まってバス旅行に出かけた日から、早いもので丸10年がたちました。その間に、クレソンの会を通して多くの人と出会い、かけがえのない友達もたくさんできました。
「10年の節目には一泊旅行をしようね」と、以前から約束していたので、2012年秋の旅行は迷わず有馬温泉に決めました。
 秋も深まる11月10日、梅田から高速バスに乗り、有馬温泉へ向かいました。有馬温泉駅前で宿の送迎バスに乗り換えて、この日の宿泊場所「御幸荘花結び」へ到着すると、ロビーでは、先に到着したグループがまったりとくつろいでいて、早くもいいムード。さっそくそれぞれの部屋へ落ち着きました。お茶を飲んでお菓子を食べて、さらに気の利く人が持ってきてくれた柿を食べて、完全にリゾート気分です。みんなでお揃いの浴衣に着替えたら、浴場へ。会の趣旨を考えて、この日は貸切り露天風呂を予約していたのですが、大半の人は気にする様子もなく大浴場へと向かいました。ピリッと冷たい風を顔に受けながら、露天風呂につかって、とりとめのない話しを続けていると、昨日までのストレスがお湯といっしょに流れていく気分。身体は温まり心はリフレッシュ、お肌もツルツルになったところで、もうおなかが空いてきました。

 さて、温泉旅館のもうひとつのお楽しみは食事です。彩りよく盛り付けられた先付けにお造り、椀物、鰤しゃぶに神戸ビーフのステーキまで! 見た目も美しい、お料理の数々でした。夕食の後は、全員が一つの部屋に集まって、二次会。年齢も生活環境も、まったく違うみんななのに、夜が更けるまで話しが尽きることはありませんでした。
 
       
 翌日は、みんなで早起きして夜明け前の露天風呂を楽しみました。一人が「お背中流しましょ」と言うと「私も」「私も」と、結局ムカデのように長〜い列になって背中を流しっこ。こんなノリもクレソンならではの楽しみなのです。朝風呂でよーく温まった後は、旅館の豪華な朝食をおいしくいただきました。
  チェックアウトぎりぎりまでお部屋でゆっくり過ごし、そこからは神戸南京町へ出かけるグループと、大阪へ向かうグループに分かれました。旅館の玄関で、JRの駅で、阪急の駅で、去っていくみんなの背中を眺めながら思いました。

「10年前の私には、大切に想う人がこんなにたくさんいなかったな。みんな、いつもありがとう。これからもよろしくね!」それからもちろん、クレソンの会では、新しい仲間になってくれる人を心からお待ちしています。