2011 May 14

 「明石焼食べたいね〜」と、ある日会社で話題になったことから、「そうだ! クレソンのみんなと出かけよう」ということになり、明石へ行くなら天文科学館へも、神戸を通るならスマスイ(須磨海浜水族園)へも、となり、あっという間に今回の楽しいプランができあがりました。
ゴールデンウィーク明けから、まるで梅雨のようにぐずぐずと降っていた雨が、前日にはぴたっとやんで、この日は朝から遠足日和になりました。
 往路は渋滞を避けるため、湾岸線を走りました。車内でお菓子を配ったりしているうちに、じっくりみんなと話をする間もなく、約1時間で須磨海浜水族園に到着しました。さっそく、入口正面の大水槽を皮切りに、海の生き物を見て歩きます。みんな、水槽の中の珍しい海の生き物に興味津々。中でも、優雅に姿を変えながら水中を舞うクラゲは、不思議に心を癒されると大人気でした。11時からのイルカショーに間に合うように、声をかけあって、イルカライブ館へと向かいます。5頭のイルカが高速で泳いだりハイジャンプしたり、ものすごい水しぶきをあげてダイブする様子は、日ごろのストレスを全部忘れさせてくれる勢い。キャッキャッと声を上げて、イルカ自身がパフォーマンスを楽しんでいるように見えました。次は、必ずおさえておきたいラッコ館へ。ちょうどラッコたちは食後のお昼寝タイムに入ったところでした。水面に浮んですやすや眠る様子がかわいくて、しばらくその場を離れられなくなってしまいました。お土産も買いたいし、もっと隅々まで見て歩きたいけど、残念ながらここでタイムオーバー。スマスイは、1日がかりでも時間が足りないほど見所いっぱいです。

よく遊んでおなかが空いてきたところで、バスに乗り込み明石市内へ移動します。向かったのは「明石焼工房 たこや蛸老亭」。ここで、明石焼に挑戦です。銅製の焼き器に生地を流し入れ、少し固まってきたら、お箸を両手に持って返していきます。焼き上がりを「ヨイショ」と板で受けると、ちゃんと丸い形の明石焼ができあがりました。この日の昼食は、これだけではありません。タコ飯、タコの天ぷら、タコの煮物などタコ尽くし。さらに、イキのいいタコを目の前で捌いてくれるサービスがあり「踊り食い」にも挑戦しました。お皿に吸い付くタコの足をはがして食べるのは、ちょっと勇気のいる作業ですが、新鮮なタコが甘くて美味しかったことはいうまでもありません。

 
       
 ここ明石市は、日本標準時子午線上の街として有名ですが、この日たずねた「明石市立天文科学館」は、東経135°子午線の真上に建っています。14階は円形の展望室で、360°景色を眺めることができます。この日は快晴だったので、明石海峡大橋から淡路島まで見渡すことができました。さらに、2階のプラネタリウムでは、日没から夜明けまでの星空の変化を観察したり、星座を探したりして約50分の投影を楽しみました。ところが、ドーム内の暗さと心地よいリクライニングシート、さらにお昼の「タコ尽くし」があいまって、気持ちよく眠ってしまった人が何人もいたようです。残念でした。ともあれ、帰りのバスもいつも通りの大盛り上がり。楽しい時間は矢のように過ぎ去ってしまったのでした。
  後日、初参加の方からお便りをいただきました。その中で、「こんな楽しい行事があるのなら、もっと早くに知りたかった」、「あたたかく迎えてもらって、元気をチャージできました」と言ってくれていました。
よかった! こうして、毎回ステキな仲間が増えることを願いつつ、また半年後の楽しいプランを考えたいと思います。記念写真の中のみんなの笑顔は、私の元気の素。そのアルバムもずいぶん分厚くなりました。