教育

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小児科研修

プログラム責任者 小児科主任部長 秦大資

目的

他科に進んだ場合においても、将来、小児を診察する機会が必ずあると考えられるため、小児の基本的プライマリーケアができるようマスターしておくべき正常小児の発達、正常身体所見、血液検査・画像・生理検査等の正常値、診察する頻度が高いと考えられる小児疾患の診断・治療の基本の修得を目的とする。

特徴

当院小児科は、新入院患者数:約3,000名(2016年度実績)と症例数が豊富であり、また、小児科各分野専門医(小児免疫・アレルギー、新生児、循環器、腎臓、感染、血液、神経、内分泌・代謝等)が揃っているため、各分野の専門的指導が受けられる。

短期間の研修期間中に、できるだけ多くの入院患者を担当し、頻度の高い小児疾患(肺炎、扁桃炎、腸炎、腎盂腎炎、髄膜炎、熱性けいれん、てんかん、気管支喘息等)の問診、身体所見のとり方、検査の進め方や治療法を、指導医の指導のもとに修得する。また、手技的に難しい小児の採血、点滴手技もできるだけ多く経験し、研修終了時には、特殊な例を除き一人でできるよう研修する。

新生児回診・外来乳幼児健診において、指導医の診察を見学し、正常新生児、乳幼児の身体所見、発達を学ぶ。また、小児の年齢とともに変化する身体診察正常所見、血液検査、画像検査、生理検査の正常値に関し、小児科各領域専門医の講義を受け修得する。なお、小児免疫・アレルギー、新生児、循環器、腎臓、感染、血液、神経、内分泌・代謝等、各自が興味のある領域の疾患については、それぞれの専門外来の診察を見学することもできる。

<教育行事について>

  • 臨床カンファレンス

    毎日早朝:入院中の患者の中から研修上有意義な症例について、検査・治療等につき検討し、指導医・各専門医の指導を受ける。

  • 病棟カンファレンス

    週1回:病棟入院患者全員の症例検討を行い、主治医としてプレゼンテーションを行う。

  • 各専門医によるレクチャー

    研修開始時、また、研修上有意義な症例の主治医となった場合、適宜行う。

  • 他科の専門カンファレンス

    ☆ 血液鏡検カンファレンス(毎週火曜日)
    ☆ 腎臓カンファレンス(隔週月曜日)
    ☆ 放射線画像読影カンファレンス(毎日)

  • 院外および他科の講師による講演会
  • 院内集談会(年2回)での発表
  • 小児科学会および関連学会・研究会での発表と、発表症例の論文作成を行う。

(小児科週間予定・特殊外来 およびカンファレンス)

午前 午後
月曜日 臨床カンファレンス 血液外来、予防接種外来
病棟カンファレンス
火曜日 臨床カンファレンス
病棟回診
1診:循環器外来
2診:神経外来
水曜日 臨床カンファレンス 1診:夜尿および腎臓外来
2診:アレルギー外来
木曜日 臨床カンファレンス
未熟児センターカンファレンス
1診:乳児検診
2診:神経外来
金曜日 臨床カンファレンス
未熟児センター回診
1診:循環器外来
2診:免疫・アレルギー外来
土曜日 臨床カンファレンス  

到達目標

  1. 一般目標
    • 小児の基本的プライマリーケアができるよう、マスターしておくべき正常小児の発達、正常身体所見、血液検査、画像、生理検査等の正常値、診察する頻度が高いと考えられる小児疾患の診断・治療の基本の修得
  2. 経験目標
    • <a>下記の項目については、研修終了時には、自らあるいは指導医の指導のもとに実施できるようになることを目標とする。
      • 身体計測
      • 皮脂厚測定
      • 検温
      • 小奇形の観察
      • 血圧測定
      • 前彎試験
      • 透光試験(陰のう・脳室)
      • 眼底検査
      • 鼓膜検査
      • 鼻腔検査、鼻出血の止血
      • 注射(静脈・筋肉・皮下・皮内)
      • 採血(毛細血管・静脈血・動脈血)
      • 導尿
      • 腰椎穿刺
      • 骨髄穿刺
      • 胸腔穿刺
      • 洗腸(高圧)
      • エロゾール注入
      • 酸素吸入
      • 臍肉芽の処置
      • 鼠径ヘルニアの還納
      • 小さい外傷・膿瘍などの外科的処置
      • 点滴静注
      • 輸血
      • 胃洗浄
      • 十二指腸ゾンデ
      • 経管栄養法
      • 簡易静脈圧測定
      • 光線療法
      • 蘇生(人工呼吸・閉胸式心マッサージ・気管内挿管・除細動)
      • 消毒、滅菌法
    • <b>経験を有し、指導医の指導があれば実施できる
      • 腹腔穿刺
      • 交換輸血
      • 静脈切開
      • 膀胱穿刺
      • 硬膜下穿刺
      • 呼吸管理
      • 経静脈栄養

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