【初診外来受付時間】8:45~11:30(※紹介状や予約が必要な診療科をご確認ください)
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(呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・神経内科)
スーパーローテーションの初年度にすべての研修医に義務付けられる6ヶ月のプログラムである。内科はあらゆる臨床医学の根幹をなすものであり、将来どの診療科に進むにしても、患者の全体像を把握することによって正しい診断、最適の治療方針の決定に至る内科的な思考過程を習得することは必須である。当院の内科系診療科には、呼吸器内科、心臓センター(循環器内科)、消化器内科、腎臓内科、糖尿病内分泌内科、血液内科、リウマチ膠原病内科、神経内科、腫瘍内科の9分野があり病棟も分かれているので、6ヶ月の間に全分野をローテートすることは不可能である。従って、特に疾患頻度の高い分野を必修とし、呼吸器、循環器、消化器、神経内科の各科を各1.5ヶ月づつ研修とする。
必須科以外の分野に関しては、2年目プログラムで選択する。(詳細は2年目プログラムを参照のこと。)各科のプログラムは2年目と同一であるので、これらの分野についても、研修医は内科の合同カンファランス(症例検討会)で討論者に指名されるので、幅広い知識を得ることができる。初年度はプライマリケアの研修に重点を置き、総合診療科的に患者の全体像を捉える訓練をする。また、指導医、同僚医師、看護師などとの連携を密にすると共に、内科以外の合併症があった場合には時機を失することなく専門医へコンサルトするなど患者中心のチーム医療を身に付ける。さらに、患者を取り巻く家庭環境や社会的状況を把握することにより患者やその家族と良好な人間関係を結ぶことの重要性を学ぶ。臨床医としての第一歩を踏み出すに当たり、患者と対等の人間として患者から学ばせて頂くという謙虚な暖かい心遣いを持った医師を育成したい。
各年度のはじめに、内科各部門の責任者および内科プログラム指導者により研修カリキュラムの内容を検討し、定期的に開催される研修管理委員会でその遂行状況を確認する。
内科分野別指導責任者 | |||
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指導責任者 | 指導医数(含指導責任者) | ||
循環器内科 | 主任部長 | 猪子 森明 | 7 |
腎臓内科 | 主任部長 | 塚本 達雄 | 4 |
消化器内科 | 主任部長 | 八隅 秀二郎 | 10 |
呼吸器内科 | 副院長・主任部長 | 福井 基成 | 6 |
糖尿病内分泌内科 | 主任部長 | 濱崎 暁洋 | 5 |
血液内科 | 主任部長 | 有馬 靖佳 | 6 |
リウマチ・膠原病内科 | 主任部長 | 井上 嘉孝 | 4 |
脳神経内科 | 副院長・主任部長 | 松本 禎之 | 6 |
腫瘍内科 | 部長 | 西村 貴文 | 1 |
呼吸器、循環器、消化器、神経内科をそれぞれ1.5ヶ月、計6ヶ月ローテートする。
原則として患者1名ごと指導医1:1のペアを組み、マンツーマンで指導を受ける。
特に最初の1ヶ月は患者に接する医師としての心構え、態度を学ぶ。
病棟では5名前後の患者を指導医と共に受け持ち、内科診療に必要な基本的な知識と技術を修得する。この間に、厚生労働省の指針により定められた経験目標のうち、内科に関連するA項目の全てを経験するべく、研修医自身と指導医が定期的に研修状況をチェックしながら研修を進める。
内科各分野における具体的な研修内容と到達目標は別項に記載する。
研修医は内科系、外科系各1名が、指導医と共に当直し、1ヶ月と短い救急部研修を補う。当直回数は月に約4~5回である。受け持ち患者が重症になった場合は、院内に宿泊することが必要なこともある(仮眠設備あり)。
原則として一人の研修医に一人の指導医がつき、指導医とともに担当医として患者の診療に当たる。
3か月の研修が終了する毎に各部門のプログラム指導者(部長)および病棟師長がEPOCおよび本院独自の評価表に基づいて研修医の評価を行う。
研修医は自己評価を行うとともに、研修システムの評価を行う。
研修医の選択に任せる。
北野病院で引き続き研修を希望する者は、2年間の評価および選抜試験に合格すれば各科のレジデントとしてさらに3年間の専門的研修を受けることが出来る。