【初診外来受付時間】8:45~11:30(※紹介状や予約が必要な診療科をご確認ください)
【休診日】第2・4土曜、日曜、祝日、年末年始 【面会時間】感染対策のため原則面会禁止
プログラム指導者 吉川 義顕
当プログラムは皮膚科専門医を目指す方を対象としていますが、将来一般内科医や他の診療科を目指しておられる方も歓迎致します。皮膚病変は様々な疾患に合併することが知られていますので、皮膚疾患の症例を担当することは、他の診療科を目指す方にも貴重な経験となります。
皮膚病変は、皮膚という臓器での皮膚疾患の表現型を意味するだけではなく、しばしば他臓器病変の反映としても重要な意味を有することがあります。外来あるいは病棟での皮膚科診療を通して、皮膚病変の基本的な診察方法、検査、診断、治療方針の決定に至る思考過程を理解し、検査や手術の手技などを学習します。さらに皮膚病変と他臓器病変との有機的な関連性についても理解を深めることを目的としています。
日々の指導は原則として日本皮膚科学会認定専門医の資格を有するスタッフが行いますが、指導にはその他の上級レジデントや医員も参加します。研修医は、課せられたテーマに関しレポートを作成し、定期的に部長(専門医)と、到達度や問題点について話し合います。
皮膚科週間予定表
午前 | 午後 | |
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月曜日 | 外来 | 処置/部長回診 |
火曜日 | 外来 | 処置/症例検討会 |
水曜日 | 外来 | 外来手術/回診 |
木曜日 | 外来 | 処置/病理検討会 |
金曜日 | 外来 | 処置/回診 |
土曜日 | 外来 | 処置/回診 |
部長回診: 毎週一回、ベッドサイドで各患者の病態に関する問題点を検討する。
症例検討会: 外来/入院における興味深い症例を検討する。
病理検討会: 手術症例や組織採集を行った症例の病理組織を検討する。
研修医の到達度に関する評価は、皮膚科研修時に指導にあたった研修指導医の意見を参考に、統括責任指導医にあたる皮膚科部長により行います。
評価項目は、(1)研修医による自己評価、(2)課せられたテーマについてのレポート評価、(3)日々の診療での知識・技量の評価に加え、医師としての態度や言動を含めた評価、(4)検討会や回診での皮膚科医としての知識や経験についての評価、(5)指導医との面談の中で医学的経験や知識に加えて皮膚科医として望まれる人間性を含めた評価を受けます。
皮膚科での初期研修においては、日常よく遭遇する一般的疾患群を実際の臨床の場で経験し、それらの症状や病態を正確に把握し、適格に診断するための基礎的知識や実技を習得することを一義的目標としています。多様な疾患をランダムに経験することで皮膚科診療に必要な診断能力、基本的検査手技、治療方法、問題解決能力を磨くことができると考えています。