250703_北野病院100年史_並製本_単ページ
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025山岡: ホスピスやリハビリなどはいかがですか?稲垣: それも今まさに検討中です。これまでは急性期専門でやってきましたが、今後もそれだけでいくのは難しい気がしますし、がん診療拠点としての機能をもう少し強化したいという思いもありますので。秦: 現在は本館14階にある健康管理センターを西館建て替えの際に移設したとして、跡地をどう活用するか。今ディスカッションしているところですが、ニーズとしては緩和ケアか、回復期リハビリではないかと。特に緩和ケアに対するご要望は結構よく聞くんです。昔からの北野ファンの方々が高齢化して、がんを患い、ホスピスをご紹介する段になって「北野病院で最期まで看てほしい」と。そういう方々の気持ちにお応えするというのも、ひとつの方向性かなとい1959年生まれ。医学博士。専門はアレルギー、免疫感染症。1984年京都大学医学部卒業。小児科医として静岡県立総合病院、舞鶴市民病院、京都大学医学部附属病院、岸和田市民病院などに勤務。この間、京都大学大学院博士課程を修了し、米国ラホーヤ免疫アレルギー研究所に留学。2002年、北野病院小児科部長として赴任。2005年より京都大学医学部小児科学教室臨床教授を務め、2013年より北野病院副院長。2022年、第20代病院長に就任。急性期専門から次のステージへ「北野病院ならではの何か」を模索する秦 大資はた だいすけ:北野病院 病院長

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