本田 憲胤 リハビリテーション科技士長203いくことが一番大事なんでしょうね。木戸 看護部でも、就職説明会や見学会で学生さんに説明する時、まず歴史の話をします。「田附政次郎さんという実業家が大阪に最高の医療をと寄付してくれて、京都大学も支援して、それでもうすぐ100周年なんですよ」と、入職2年目くらいの若い看護師が一生懸命説明するんです(笑)。そうすると、もちろん全員じゃないですが、「ああすごい、そんな歴史があるんや!」と胸を打たれる学生さんもいるみたいですね。寺嶋 そういう次の世代が主役になって、また新しいメッセージを作っていけばいいと思うんです。若い世代がどんどん入ってきて、新陳代謝を良くして、我々古い世代が思いもよらないような発想で意見を言ってもらいたい。我々のほうはそれを受け入れる土壌や余裕、胆力が試されます。そういう工程を繰り返すことで、組織として成長して本田 そういう意味では、今回のプロジェクトはいろんな立場の人が参加して、いろんなこ
元のページ ../index.html#205