250703_北野病院100年史_並製本_単ページ
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187科・部署のあゆみ地域医療サービスセンターは、紹介患者受け入れをはじめ入院前から退院後まで不安なくご加療できるよう多職種での支援体制を整えています。1996年頃、病院と診療所との連絡窓口が望まれる事をきっかけに事務職2人で地域医療連絡室が開設され、病院の機能分化や地域医療連携の需要が高まりMSWや看護師が配置されました。2018年には、入院前支援の充実に向けた入退院サポートステーションが発足しました。現在は、看護師21人、MSW8人、事務20人の計48人で地域連携業務にあたっています。地域医療係では、患者さんのご紹介を調整しスムーズな受診にむけ地域連携を行います。当院と地域の医療機関をつなぐ重要な役割と認識し、地域貢献に向け信頼される連携室を目指しています。入院係では、病室の説明やご希望の確認、必要書類の記載方法など丁寧な入院案内を心がけています。医療福祉相談室では、療養生活におけるさまざまな問題に対して、社会資源のご案内や個別性に応じた退院支援ができる相談窓口として取り組んでいます。入退院サポートステーションでは、PFMを取り入れ、看護師・薬剤師・管理栄養士・事務の多職種で入院前面談や地域事業所などの入院前連携を行っています。現況・取り組み地域医療サービスセンターでは、地域医療に貢献できる窓口として登録医療機関967施設との連携を繋ぐ重要な役割を担っています。北野の「K」とかかりつけ医の「K」で2人の主治医制を導入し地域住民への安心・安全な医療提供を目指しております。今後も地域医療機関と顔の見える連携の強化として『K2-Net』『きたのパートナーズクラブ』などの研修会を積極的に開催し、登録医の先生方に信頼される医療機関を目指してまいります。地域医療サービスセンター

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