184北野病院NSTは入院患者に適切な栄養管理を提供することを目的として2003年10月に活動を開始しました。2014年に消化器センターで始まった病棟NSTは、呼吸器内科(10階東)、脳神経外科(13階西)と広がり、中央NSTとともに院内全体を週1回回診しています。栄養管理についての啓発活動として勉強会を開催、2004年5月に第1号が発行されたメルマガは100号を超えました。2023年にはNST臨床研修施設認定をうけ、院内でスタッフの実地研修も開始しています。専任の医師・管理栄養士・看護師・薬剤師と、歯科医師・臨床検査技師・理学療法士・言語聴覚士・作業療法士・歯科衛生士・事務員の多職種チームで、さらに活動を進めていきます。北野病院は大阪府指定のがん診療連携拠点病院として、がん診療の多様化と質の向上に取り組んでいます。最近では、緩和ケアセンターの設置・化学療法センターの移転拡充・PET/CT装置の新規導入・放射線治療機器の最新機種への更新と放射線治療センターの開設などを順次進めてきました。「がん診療センター」は、がん診療に求められる総合的な診療体制、すなわちチーム医療を充実させ、院内のがん診療を統括する目的で設置され、がん患者を身体的・精神的・社会的に多職種で幅広くサポートする体制を整えています。これからも、患者さんとそのご家族の方々のさまざまな悩みや心配に誠実に対応するよう努めてまいります。栄養サポートチーム(NST)がん診療センター
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