250703_北野病院100年史_並製本_単ページ
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176科・部署のあゆみ放射線部の歴史を振り返りますと1928年にレントゲン室が設けられ、1956年5月に放射線科(レントゲン科)として独立、2021年4月に専門化を進めるために放射線科が治療部門と診断部門に分化し、それぞれ腫瘍放射線科、放射線診断科として開設しました。この組織再編に伴い、腫瘍放射線科、放射線診断科、放射線技師を統合する部署として放射線部が設けられ今日に至っております。放射線部は医師、診療放射線技師、医学物理士、看護師、事務など多職種が協力し検査や低侵襲治療に取り組んでおります。現在、放射線技師は60人を超えており、患者さんに信頼と安心が得られるよう、専門知識の習得と技術向上に努め、医療安全や被ばく低減、医用画像情報管理なども重要な業務として取り組んでおります。また、北野病院にはMRI×5台、診断用CT×3台、血管撮影装置×4台、リニアック×2台、PET-CTなど、最新の画像診断装置ならびに治療装置が多数導入されております。画像データに関しましては2001年9月にPACSの導入とモニター診断を開始、早い時期から医用画像情報の利活用と管理に力を注いでおります。現況・取り組み放射線部では患者さんにより良い医療の提供ができますよう、専門領域の認定資格取得、研究活動、学会発表を行っております。また、最新医療、最新機器に対応するため、知識習得と技術向上に向け日々研鑽を積んでおります。近年、医療安全や被ばく低減、機器管理、医用画像情報管理なども重要な業務として取り組んでおり、法令・ガイドラインを遵守し安全かつ正確な検査を実施するとともに最良の画像提供ができますよう努めております。放射線部(放射線技師)

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