250703_北野病院100年史_並製本_単ページ
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1731981年3月、西館が完成した時のリハビリスタッフは、特例理学療法士1人、柔道整復師1人、マッサージ師3人の計5人でした。院内のエレベーターは、ほとんどが扉の開閉を手動で行うタイプでした。時は流れ、現在新棟が建っている場所に2階建てのリハビリ室がありました。病棟の患者さんは地下道を通って来室されていたので移動に多くの時間を要していました。その頃は整形外科の患者さんを中心にリハビリを実施していました。2007年頃より病棟でのリハビリが開始となり、2009年に本館4階へリハビリテーション室が移動し、心臓リハビリの部屋が併設されました。病棟―リハビリ室のアクセスが格段に良くなりました。この頃のスタッフ数は10人程でした。年々スタッフ数が増加していくと同時に、リハビリの対象となる科も増えていきました。2016年には、リハビリテーションセンターに言語聴覚士が入職し、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、マッサージ師、健康運動指導士の5職種で多くの患者さんを診療していました。さらに時は流れ、現在は48人のスタッフで多くの患者さんに対してリハビリをさせて頂いています。科・部署のあゆみ現況・取り組み北野病院は急性期病院からの早期リハビリや退院直後から開始する訪問リハビリに力を入れています。特に内科系疾患(慢性呼吸不全・慢性心不全)の患者さんを中心に、疾病管理をしながら活動量を上げ再入院の予防を目的にしています。また、1人の患者さんに対して十分にリハビリが提供出来るように休日のリハビリを始めだしています。神経難病の患者さんに対しては、ロボットスーツHAL■も実施しており、急性期から外来・訪問でリハビリをしています。リハビリテーション科

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