250703_北野病院100年史_並製本_単ページ
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16911階東病棟は、以前は消化器センター(内科・外科)でしたが、2020年からCOVID-19専門病棟になりました。2023年5月、5類感染症に変更になったことで、COVID-19・消化器内科外科の混合病棟となり、10月にCOVID-19病棟を閉鎖しました。中途・既卒看護師が多く、消化器内科の経験が少ないので、病棟業務や検査に慣れるまで時間がかかりました。しかし、今では経験を積み、1カ月に100件以上の内視鏡検査を受け入れるだけでなく、多職種と協働しがん患者さんの化学療法や終末期の看護に力を入れています。今後は、患者さん・ご家族を取り巻く環境を理解し、看護ケアの充実・患者さん中心の看護が語り合える病棟作りをしていきます。11階西病棟は消化器内科・消化器外科の病棟です。消化器内科では内視鏡検査・治療を受けられる患者さん、消化器外科では手術などの外科的治療の必要な患者さんが多く入院されています。急性期から終末期まで、周術期、内視鏡治療、化学療法、血管内治療、緩和ケアなど幅広い治療が行われています。患者さんやご家族へのがん告知の場面に立ち会うことや、今後の治療に関する意思決定支援を行う場面に立ち会うことも多くあります。こういった中で、患者さんやご家族の精神的なサポートも必要になるため、緩和ケア認定看護師、皮膚排泄ケア認定看護師、栄養サポートチーム、地域連携看護師、医師、病棟看護師など多職種で連携を図り、チームで患者さんのケアに関わっています。11階東病棟11階西病棟

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