164ICUでは、救急や病棟から生命の危機的状況にある患者さんの全身管理や侵襲の大きな手術後の(心臓・脳外・消化器・呼吸器外科など)患者さんの全身管理を行っています。2022年度に8床から10床に拡充されました。年間症例約900件、緊急入院は約130件対応しています。専任の集中治療医による全身管理と、それぞれの科の特徴的な管理は主科と協力しながら行う、セミクローズドICUの特徴を備えています。集中ケア認定看護師が1人、FCCS・ICLS受講などスタッフが、専門的知識を活用し重症患者ケアを実施しております。また、早期リハビリ・栄養管理・薬剤管理など、多職種連携・チーム医療を行い患者さんの社会復帰をめざしています。中央手術室では15診療科で年間約6,000件以上の手術を行っています。2023年に3階にデイサージャリー2室を開設、また4階手術室を拡張しハイブリッド室を含む2室を増設し手術室は15室となりました。消化器外科、婦人科、呼吸器外科、泌尿器外科ではロボット支援下手術も導入され、患者さんにとって手術侵襲が少ない術式選択ができるようになりました。また、耳鼻科では鼓膜再生といった先進医療も行っています。さらに麻酔領域の特定看護師や手術看護認定看護師も在籍しており、看護ケアのブリーフィング・デブリーフィングを行いスタッフ全員で安全・安楽な手術看護の提供を行っています。中央手術室ICU病棟
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