250703_北野病院100年史_並製本_単ページ
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159看護部の理念は「へだてなく より的確に こまやかに」であり、一人ひとりの患者さんの個別性と多様性を尊重した看護を、多職種と隔てないチームで協働して的確に、心をこめてこまやかに実践します。そのための教育体制を整えていることが強みです。質の高い看護を提供できるよう「北野キャリア開発ラダー」による新人からエキスパートまでの人材育成プログラムがあり、医学研究所北野病院として「研究する力」も開発しています。看護部職員数は約900人(看護師、助産師、看護補助者、保育士、病棟事務員)になっています。これからも患者さんの最も近くにいる職種として、患者さん中心のよりよい看護を、時代の要請や医療・看護の変化に応じて提供していきます。リソースには「資源」という意味があり、北野病院では、日本看護協会の認定審査に合格した専門看護師・認定看護師と厚生労働省の定める特定行為研修を修了した看護師が、専門性の高い知識や技術により患者さんや看護師の「資源(リソース)」となって活躍しています。部署での看護実践にとどまらず、多職種チームの要として看護外来など専門性の高いケアを提供しさまざまな場で活動しています。また、地域貢献として院外で働く医療従事者の方々や、近隣にお住まいの方々を対象としたセミナーや出前講義の開催などの院外活動も行っています。今後も、必要とされる場で専門的なケアの実践ができるように、活躍の場を拡大していきたいと思います。看護管理室専門・認定看護師室(リソースナース室)

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