1441928年の北野病院設立当時は皮膚科と泌尿器科は一緒に診療されており、1932年までの皮膚泌尿器科初代科長は下村四郎先生、1932年8月12日から1945年8月15日の終戦の日までの2代目科長は大矢全節先生がお務めになられました。1950年末に約5年に及んだ占領軍の接収が解除され病院が再開するとともに皮膚泌尿器科の診療も再開され、原口泰彦先生が1967年末日まで3代目科長をお務めになられました。科・部署のあゆみ当院では1968年に皮膚科と泌尿器科が分離し、同年1月1日に立花和典先生が初代皮膚科部長に就任され、1969年7月末に退職された後の一時的な部長不在の時期を経て、1971年7月1日に井口久男先生が2代目部長に就任されました(以上は創立52周年記念誌より抜粋)。1980年頃から2001年頃までの正確な記録を入手することができませんでしたが、私が検索した限りでは、井口久男先生の退職後は3代目部長として河村甚郎先生、その後は2001年4月1日から2017年3月末日まで4代目部長を戸田憲一先生がお務めになられ、2017年4月1日から今に至るまで私(吉川義顕)が5代目部長を担当させていただいております。現況・取り組み皮膚科外来では、あらゆる皮膚疾患に対応し診療しておりますが、特に乾癬、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症に力点を置いています。また、重症感染症、水疱症、薬疹、皮膚潰瘍など多岐にわたる疾患を入院で受け入れています。皮膚科領域においても生物学的製剤や低分子免疫抑制薬の使用が一般化しつつありますので、安全・安心かつ適正な治療を普及させるためにも地域の医療機関との連携を大切にした診療に取り組んでいます。皮膚科
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