250703_北野病院100年史_並製本_単ページ
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1371968年1月に内科の分科により免疫血液内科が開設し、2005年6月に血液内科とリウマチ膠原病内科に科・部署のあゆみ分かれました。リウマチ膠原病内科の初代部長は八木田正人先生で、同年赴任された籏智さおり先生とともに12年間リウマチ膠原病内科を率いてこられました。2017年4月、八木田先生の定年退職に伴い京大病院より井村が着任。2018年には籏智先生が神鋼記念病院膠原病リウマチ科長に栄転され、中島俊樹先生が京大病院より赴任しました。2021年6月の外来Aブロックの再編により、外来Dブロックに異動しました。両隣が皮膚科と整形外科で、併科も多いリウマチ膠原病内科患者からはおおむね好評です。また、2診察室が終日フルに使えるようになって、2020年のコロナ禍で落ち込んだ外来患者数は2021年度にはコロナ前を上回り、その後も安定して推移しています。膠原病は全身のさまざまな臓器に障害を認めますが、初期は単一臓器のみの障害も少なくありません。リウマチ膠原病内科は外来・入院において院内他科や地域の診療所・病院と相互補完的な診療を行っており、今後も充分な説明と同意のもとでエビデンスに基づいた最善の治療をめざします。現況・取り組み膠原病は全身のさまざまな臓器に障害を認め、時に致命的です。当院にはほぼ全ての分野で専門性の高い診療科が揃っており、連携して集学的な診断・治療が行えます。データベースとして電子カルテと連携可能なファイルメーカーを使って、病名ごとに通院患者数が分かるようにしています。個別疾患では関節リウマチで疾患活動性を診察毎に入力して経過表を作成できる環境を整備しており、今後は他疾患にも広げて臨床研究に繋げる所存です。リウマチ膠原病内科

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