250703_北野病院100年史_並製本_単ページ
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3つの病棟に76床を揃え、うちNICUが12床、GCUが6床、準PICUが4床です。小児外科との連携が良好で、NICU・小児病棟とも外科症例や人工呼吸器管理を必要とする重症患者も受け入れ可能です。NICUでは一酸化窒素吸入療法・脳低体温療法など最新医療機器を揃え、超低出生体重児や外科治療を要する病的新生児まで幅広い治療にあたり、ドクターカーによる新生児搬送入院は毎年約100例です。コロナ禍を過ぎ以前のように年間入院患者数は3,000人を超え(2024年度3,742人)、微力ながら地域医療に貢献させていただいております。1361992年から主任部長を務められた長藤洋先生の後を引き継ぎ、2002年から秦大資先生が赴任しました。「断らない医療」「重症患者受け入れ」「若手教育」「病院経営への貢献」を掲げられ、2022年には、一般病院の小児科としては初めて大阪府小児中核病院に認定されました。2024年には、当初5人であった小児科常勤医が35人の大所帯となりました。2002年より日本専門医機構認定小児科基幹病院に認定され、次世代を担う小児科医の育成に力を入れております。年2回の小児科関連講演会を開催し毎年全国の小児科教授にご講演いただき、学会発表・論文執筆にも積極的に取り組んでおります。小児科医同士の連携は良好で、科一丸となり患者さんのための最適な治療に取り組んでおります。各種専門学会研修施設にも認定され、心臓カテーテル検査・治療を始め専門的医療を実施しております。科・部署のあゆみ一般小児科に加え小児アレルギー、免疫、心臓、感染、腎臓、夜尿症、血液・腫瘍、新生児・未熟児、神経、内分泌の各分野の専門医を揃え診療に取り組んでおります。24時間365日小児科医が2〜4人体制で救急当直、NICU当直を行い、断らない医療を実践しています。現況・取り組み小児科

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