1322012年に当時の藤井信吾院長より京都大学医学部附属病院外来化学療法部部長の福島雅典先生に「北野病院にも外来化学療法部が欲しい」と依頼があり、化療部に勤務していた西村を部長として推薦頂き2013年3月に腫瘍内科を新設しました。しばらく1人部長の時期が続きましたがその後若い人達にも加わってもらい、色々な試行錯誤を経て現在ではチームとして非常に幅広い種類のがん患者の診療に当たらせて頂いております。科・部署のあゆみ腫瘍内科はがん化学療法(抗がん剤治療)を担当する部署です。具体的には各診療科と連携して外来で化学療法に関する診察を行ったり、化学療法センター治療室で治療中に診察が必要となった患者さんの対応を行ったりしていますが、それ以外にも各診療科からの化学療法に関するさまざまな相談に対応したり、また化学療法レジメン(治療プログラム)の作成・管理も行っています。そもそもこのような化学療法を専門とする診療科は日本にはなかったのですが、20年程前より次第に色々な病院に新設されるようになってきました。今後は更に高度な医療を目指し、研究・教育にも尽力したいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。現況・取り組み当院の腫瘍内科の特徴は一人ひとりの患者さんの担当を決めるのではなく、全員がチームとして全ての患者さんの診療に当たるようにしていることです。そのため常に標準化したカルテを記載し、日々の申し送りをきちんと行うようにしています。また臓器別の専門を決めず、全員が全てのがん種を担当します。これによりメンバーがお互いに意見を交換し、常に最善の治療を(見落としなく?)行えると考えています。腫瘍内科
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