1251952年頃、内科部門内で福住一三部長が消化器内科を担当されたことから始まりました。1968年に消化器内科が独立。以後橋本昌平部長、久保勝彦部長、江口忠部長が担当され、中村武史部長が担当されていた2006年に消化器センターとして消化器外科と統合されました。以後伊藤裕章部長に続き2008年から八隅が消化器内科主任部長を担当し、2024年4月から消化器センター長も併任し、現在に至ります。科・部署のあゆみ消化器内科の常勤は18人(部長2人、副部長6人、医員5人、後期研修医5人)で食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆道、膵臓と多くの臓器の腫瘍性および炎症性病変を担当しています。診断は腹部超音波、消化器内視鏡、超音波内視鏡にCT、MRI、PETなどを組み合わせて行っております。治療に関しては消化器外科医や放射線科医と協力し、腹部超音波による経皮的治療、血管内治療、内視鏡治療(超音波内視鏡下治療を含む)、外科治療、化学療法、放射線療法を組み合わせて、患者さんの年齢、全身状態、併存疾患などに応じて患者さんにベストな治療法を選択するようにしています。がんゲノム医療や重粒子線治療も取り入れながら、病院内外問わず他部門と協力しながらベストな医療を提供することをモットーとしており、これからも継続して実践していきたいと思います。現況・取り組み北野病院の強みとして診療科の垣根が低いことが挙げられます。消化器センターで例を挙げると、内視鏡治療時に消化管穿孔を起こした場合には、迅速に消化器外科に緊急手術を行なっていただいています。逆に外科手術後に膵液瘻などで消化液が漏れた場合には消化器内科が内視鏡的にドレナージを行って迅速に対応しています。当院では診療科を超えて協力体制が整っていますので、安心して当院で治療を受けていただければと思います。消化器内科
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