公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院

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【初診外来受付時間】8:45~11:30(※紹介状や予約が必要な診療科をご確認ください)
【休診日】土曜・日曜・祝日・年末年始 【面会時間】13:00〜18:00(面会制限中)

北野病院 新館のご案内

北野病院 新館のご案内

2020年12月、北野病院 新館が完成しました。

新館では最新の医療機器が順次稼働を予定しており、「がん治療」や「ふるえ治療」において、さらに充実した医療を患者さんにご提供できる見通しです。ぜひご期待ください。

放射線治療センター(腫瘍放射線科)のご案内

2001年に北野病院が現在の地に移転したとき、当院の放射線治療は開始致しました。
当時では最新鋭の機器でスタートし、以来約20年にわたり、この地域の多くの患者さんの治療に関り、外科治療、化学療法と並ぶがん治療の一つの柱として貢献して参りました。

一方、この20年で放射線治療技術は急速に進歩し、高精度化してきています。当院開院時の設備で全ての高精度放射線治療に対応することには限界が出てきており、2019年5月で一旦放射線治療部門を休止しておりましたが、この度当院の新館完成にあわせて本館より移転して放射線治療センターとして再開する運びとなりました。

放射線治療センターでは、今までのスタッフに加えて、新たに専任の医学物理士を配した医学物理室を設置、放射線治療認定看護師を加え、これからの高精度放射線治療時代に即した新しい体制で再スタートします。従来からの三次元原体照射のほか、強度変調放射線治療、画像誘導放射線治療、肺がんや肝臓がんに対しての体幹部定位放射線治療など、年々進歩する放射線治療に対応していきます。またリモートアフターローディングシステム(RALS)を用いた小線源治療を導入し、当院でほぼ全ての放射線治療が完結するようにしました。

新しい放射線治療センターで今後もがん治療の一翼を担っていきたいと考えております。今後とも北野病院放射線治療センターをどうぞ宜しくお願いいたします。

放射線治療センター 高木雄久

放射線診断科のご案内

新館1階ではPET・CT、SPECT(シンチカメラ)、MRIガイド下集束超音波治療器を備えたMRI装置が稼働します。放射線科(診断担当)、神経変性疾患治療グループ(DBS team)、放射線部診療放射線技師、低侵襲治療センター看護師のチームにて運用いたします。

F-2-デオキシ-2-フルオロ-D-グルコース(FDG)を用いたポジトロン断層撮影(PET検査)は、2002年4月にがんを中心とする疾患に対して健康保険の適用が認められました。2006年にはポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影(PET・CT検査)も認められ、2010年にすべての悪性腫瘍(早期胃がんを除く)の病期診断、再発・転移診断へと適用拡大が行われています。現在では、がん診療における不可欠の検査として定着しています。
導入される最新のPET・CT機は、必ずや、当院のがん診療をさらに的確・迅速に、そしてやさしく、パワーアップさせることができるのではないかと考えております。

集束超音波治療装置は、本態性振戦の治療用機器として2016年12月に薬事承認を取得しています。
画像から不随意運動を起こす脳の深部の部位を同定し、同部に低エネルギーの集束超音波を照射して治療を行います。MRIにより温度変化をリアルタイムにモニターしながら慎重に加熱治療をすることができます。頭蓋骨に孔を開ける必要はなく、放射線被ばくもない低侵襲な治療法です。
国内でも数少ない導入施設とはなりますが、伝統ある当院の定位・機能神経外科領域の診療体制にふさわしい機器と考えております。

放射線診断科 奥村亮介

導入される医療機器

治療関連機器

診断関連機器

フロア構成

7階 医学研究所
6階 管理部門
5階 管理部門
4階 管理部門
3階 管理部門
2階 きたのホール
1階 PET/CT、SPECT(シンチカメラ)、FUS(集束超音波治療)・MRI
地下1階 放射線治療センター

きたのホール

患者さん向けの講座や講演会などを実施している「きたのホール」が本館から新館に移転してグレードアップします。
ソーシャルディスタンスを確保しながら大人数を収容可能な新たな「きたのホール」にて、現在休止している各種講座等の順次再開を目指して参ります。