カルト・システム導入のご案内

不整脈の根本治療としてのカテーテル治療(カテーテル・アブレーション)

 不整脈の原因、機序がより明らかになるにつれ、全ての不整脈がカテーテル・アブレーションにより根治可能となってきました。
 このアブレーション施行する際、拍動する心臓の中で、正常な部位と不整脈に関与する部位を、いかに正確に識別し、選択的に治療することが、カテーテル・アブレーションにおける大きな課題でした。
 しかしながら、カルト・システムと呼ばれる最新機器が、この課題の解消に大きく役立っています。
 このシステムはレントゲンを使用せず、磁場を使い、心臓内のカテーテルの位置を三次元的に表示し、さらに心臓内の電気情報も同時に入手することで、不整脈に関連する部位をmm単位で特定するシステムです。このシステムにより、カテーテル・アブレーションの対象となる不整脈が飛躍的に増えたと言っても過言ではありません。
 今回、当院に導入された新しいカルト・システムは、より発展したタイプで、患者さんのCT画像をそのまま取り込むことができ、個々の患者さんの正確な心臓の情報が治療中に利用できるようになりました。さらに、初めて、治療用カテーテルの誘導が認可されたため、不整脈に関係する部位を直接治療することが可能となりました。
 これにより、当院でも、日常的に患者さんを悩ましている心房細動や心室性期外収縮といった不整脈も治療が可能となり、さらに、より複雑な原因で発症する重症不整脈に対しても、カテーテル・アブレーションが治療の選択肢のひとつとして選べるようになります。

※ 2008年4月25日より診療を開始しております。

カルト・システムはナカジマ鋼管株式会社様よりご寄贈頂きました
   >>感謝状贈呈式(2008年4月18日  於:北野病院 きたのホール)


図1:システム全体の写真

図2:前もって撮影したCT画像から心臓を三次元表示して、さらに左心房画像のみを抽出した像
図3:抽出された左心房画像をとりこみ、それに合わせて、心房細動の治療を行った。

図4:アブレーション治療実施の模様


(Update 2008.5.30)