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 われわれは平成18年4月からお子様ご自身や親御様のご負担軽減の目的で、日帰り手術(1日入院手術)を導入いたしました。また入院手術においても内視鏡手術(おなかを切らない手術:腹腔鏡手術・胸腔鏡手術)を積極的に導入し、お子様にやさしい手術を行ってまいります。
 救急患者様には診察日以外でも対応させていただきますので、ご安心ください。夜間や休診日の救急患者様は小児科当直医にご連絡ください。小児外科医が待機しております。
 手術疾患以外の小児消化器疾患(内科的疾患)も当院小児科と密接な連携を保ちつつ治療を行っていきます。とくに慢性便秘症や重症心身障害児の治療については小児科と連携の上で積極的に治療を行っています。


外来診察枠の増設のお知らせ

2008年10月1日(水)より、従来の火曜日・金曜日午後に加えて、
水曜日も診察を行うようになりました。
  平成21年度年報 (pdfファイル)


小児外科とはどんな科ですか

 0歳から15歳まで(新生児期、乳児期、幼児期、学童期、思春期)の外科疾患を扱うのが小児外科です(心臓血管外科領域、脳神経外科領域、整形外科領域は除く)。
 「小児はおとなのミニチュアではない」という小児外科を説明するときによく使うことばがあります。つまり、こどものからだはおとなのように完成したものではないということです。こどもは身体のあらゆる臓器が発育の途中にあり機能が未熟です。したがって、こどもについての専門知識を持ち、専門のトレーニングをうけた小児外科医がこどもの手術を行うことが必要とされます。

どんな病気を治療するのですか


当院で治療可能な病気を以下に挙げます。

顔面、口、頸部
耳前瘻孔、副耳、舌小帯短縮症、正中頸嚢胞、側頸瘻、梨状窩瘻、リンパ管腫など
胸壁
漏斗胸など
食道
異物の誤飲・誤嚥、胃食道逆流症、先天性食道閉鎖症など
横隔膜
横隔膜ヘルニア、食道裂孔ヘルニア、横隔膜挙上症
消化管
異物の誤飲、胃潰瘍、肥厚性幽門狭窄症、胃軸捻転、消化管穿孔、腸閉鎖症、腸回転異常症、腸管重複症、腸閉鎖、ヒルシュスプルング病、鎖肛、壊死性腸炎、胎便性腹膜炎、メッケル憩室、乳児痔瘻・肛門周囲膿瘍、裂肛、便秘、急性虫垂炎など
肝、胆道、膵臓
胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症、胆石、膵炎など
脾臓
遺伝性球状赤血球症や特発性血小板減少性紫斑病の外科治療(脾臓摘出術)
腹壁、臍
臍ヘルニア(でべそ)、臍帯ヘルニア、腹壁破裂、臍炎、尿膜管遺残症、そけいヘルニア(だっちょう)、陰嚢水腫など
泌尿生殖器
包茎、停留精巣(停留睾丸)、卵巣嚢腫など
腫瘍
神経芽腫、ウイルムス腫瘍、肝腫瘍、奇形種など

これらの病気に関する詳しい説明は日本小児外科学会ホームページでご覧になれます。
その他、医療費補助制度などについても説明がありますので、ご参照ください。

  

日帰り手術とは

 
平成18年4月から北野病院小児外科では日帰り(1日入院)手術を導入いたしました。
具体的には、手術当日朝病棟に入院して頂き、午前中に手術を行います。そして夕方4時頃には退院帰宅できます(病院に泊まる必要はありません)。

対象患者様
 ・生後6ヶ月以上、合併疾患(喘息など)がない、など
 ・ご自宅が病院から1時間30分以内
 ・手術時間がおおむね30分以内
対象疾患
 そけいヘルニア(だっちょう)、陰嚢水腫、臍ヘルニア(でべそ)、 停留精巣、包茎、痔瘻、体表腫瘍など


<日帰り手術スケジュール>
初診時
病気や手術の説明をします。
全身麻酔に必要な検査(X線検査、採血、心電図)をします。
月曜日
(手術の前日)
午後2時 麻酔科受診(外来受診)します。
火曜日
(手術当日)
午前8時30分 入院。午前中に手術を行います。手術終了後、病棟でお休みいただき、16時頃に退院帰宅します。(病院に泊まる必要はありません)
翌週火曜日
小児外科外来を受診していただきます。この間のガーゼ交換や消毒などのための通院は原則として必要ありません。


ただし、上記の対象患者様の条件に合わない方や、1泊入院をご希望される方には手術翌日退院していただきます。また、ご遠方の方で前日の麻酔科受診がご負担な方は手術前日の入院も可能です。


  

内視鏡手術

 
 近年、成人外科領域においては胆石症をはじめとして多くの疾患に対し内視鏡外科手術が施行されています。しかしながら、小児外科領域では専門性が高く、限られた施設でしか小児に対する内視鏡手術を安全に行えません。

 日本内視鏡外科学会では内視鏡手術に携わる医師の技術を高い基準にしたがって評価する技術認定制度をとりいれています。当科ではこの制度により認定された日本内視鏡外科学会技術認定医(小児外科)がお子様の内視鏡手術を行います。内視鏡手術を行うと、従来の手術法よりもはるかに小さな傷で手術が施行でき、術後の痛みも少なく、入院期間も短縮され社会復帰までの時間も短くなります。

対象疾患
漏斗胸、食道裂孔ヘルニア、アカラシア、胃食道逆流症、肥厚性幽門狭窄症、胃十二指腸潰瘍穿孔、メッケル憩室(腸切除術)、ヒルシュスプルング病、鎖肛、急性虫垂炎、脾臓摘出術、胆石症、卵巣手術、停留精巣手術、そけいヘルニアなど

ほかにも内視鏡手術が可能な疾患があります。スタッフにお尋ねください。

 

スタッフ紹介

役職 氏名 資格等 専門領域
部長

佐藤 正人

医学博士
日本小児外科学会指導医・専門医
日本外科学会指導医・専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医(小児外科)
日本消化器外科学会認定医
日本がん治療認定医機構 暫定教育医
日本小児外科学会評議員・学術先進医療検討委員
日本内視鏡外科学会評議員
日本小児外科学会近畿地方会評議員
近畿外科学会評議員
International Pediatric Endosurgery
Group Member
小児外科
小児内視鏡外科
シニアレジデント
医師

服部 健吾
PALS provider 小児外科
シニアレジデント
医師
関戸 芙美
BLS provider
ACLS provider
JPTECprovider
PALS provider
小児外科一般


2012.4.12 up date