夜尿症(おねしょ)の話

夜尿症とは:満3才以上になっても排尿を調節できず洩らしてしまう状態を遺尿症といい昼間にも起こりますが、大部分夜間就寝時のみにみられるものです。
実際には4〜5歳以後に少なくとも月に1回以上のおねしょがあるものをいいます。
夜尿症の原因は複雑で、生理機能、体質の他、精神的、環境的要因が存在します。
夜尿症は、本人の自覚なしに起こるものです。やってしまったことは、けっして怒らず、気長に卒業を待ちましょう。

  夜尿は5歳児で10〜15%、10歳児で7%程度にみられ、どの年令においても男児が2〜3倍多いことが知られています。乳児期から引き続いている一次性と、一度見られなくなってから何らかのきっかけで再び見られるようになった二次性がありますが、ほとんどは一次性の夜尿症です。

分類
夜尿症は3つのタイプに分類されています。
1.大量遺尿型:一晩の尿量が多く、膀胱容量は充分あるもの。
2.排尿機能未熟型:夜間の尿量は少なく、濃縮力は正常だが膀胱容量が少ないもの。
3.混合型:1と2の合併したもの

治療
治療の3原則は、「あせらず」・「おこらず」・「起こさず」

「あせらない」:夜尿症はあせっても早くなおるものではありません。義務教育が修了する頃までには、ほとんどのものが自然に治癒しますので、のんびりしたおおらかな気持ちで治ってくるのを待ちましょう。

「おこらない」:夜尿を叱ってしまうと、本人も気にしていますので、劣等感を助長し、自主性や意欲を減退させることになりかねません。叱るのは逆効果ですので、優しい気持ちで接してあげて下さい。

「起こさない」:夜中に起こしてトイレに行かせることは、睡眠リズムを狂わせ、本来深い眠りが持っているおしっこを濃くするホルモンの分泌の高まりや排尿機能の発達を 妨げる結果になってしまいます。


雑誌への掲載


■ 「小児科臨床」2009年7月号の「〔座談会〕プライマリーケアとしての夜尿症診療」記事の中で当院の小児科の羽田医師のコメントが掲載されました。

 ・〔座談会〕プライマリーケアとしての夜尿症診療



昼間遺尿、8歳以上の夜尿について受診を希望される方は
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